『リーダー論』(高橋みなみ)
もう卒業してしまいましたが、AKB48のキャプテン(総監督?)であった高橋みなみさんの『リーダー論』を読みました。
あれだけの人数(300名以上)もの年ごろの女性をまとめるってどんな感じなんだろうと、単なる興味で手に取りました。
ちなみに僕は職場でリーダー的役職ではないし、後輩は全員男です(涙)
リーダーの仕事
第一章で高橋さんはリーダーの仕事を以下の5つの項目(段階)に分けています。
1.メンバーのことを理解する
2.ほぐして、つなぐ
3.導く
4.手本を示す
5.任せる
1と3~5はまあリーダーってそういうことする仕事だよねって感じですが、2はどういうことだろうかと気になります。
ほぐして、つなぐとは?
2について高橋さんは以下のように説明しています。
女の子は、小さな集団を作りがちな生き物です。その小さな集団のことを、私は”ダマ”と呼んでいるのですが、この”ダマ”がチームの一体感を邪魔する原因になると思います。メンバー個々の力を一つの方向にまとめるためには、チームの中にある”ダマ”を取って、ほぐして大きな丸を作る必要があるのです。
なるほど。。。自分の小中高大の学生生活を思い出してみても、確かに女の子達は”ダマ”を作っていました。それが一体感を高めるためにはいかんわけですね。
どうやってほぐすのか?
そうなると実際どうやってほぐすのか、彼女はその具体的な方法についても綴っています。
ダマになって固まっているグループを見つけたら、「何の話してるの?」と自分から割って入る。そのダマの中からひとりを連れ出して、別のダマの中へ持っていく。もしくは、別のメンバーを連れてきて、そのダマの中に入れる。そうやって人間関係を混ぜこぜに「かきまぜる」ことで、「ダマを取る」。
(中略)
言い方を変えれば、「もっと人を知ろうよ」いうことです。
結構直接的にやってたんですね(笑)特に書いてはありませんでしたが、「なんで連れ出すんだよ!」と恨まれることも絶対あったでしょう。かなり勇気のいる行動であることは容易に想像できます。
まとめ
残りの4つの項目も面白かったですが、このダマを取るところが強く印象に残りました。最初は女の子集団特有の問題かと思いましたが、僕のいる男だらけの職場でも部署毎でかなりダマになっています。そこをほぐしてつなぐ人が出てこれば、確かに会社として良くなるんだろうな。。(自分がやれよ)