えびすまるのトレーニング日誌

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『人を操る禁断の文章術』で覚えておこうと思った3つの人の習性

 メンタリストDaigoさんが書いた『人を操る禁断の文章術』を読みました。

人を操る禁断の文章術

人を操る禁断の文章術

 

LINEで女の子の心を動かすテクニックが学べるのかな(タイトルに"禁断"ってあるし)と下心全開でkinde版をポチしましたが、残念ながらそういう直接的なテクニックは書いてありませんでした。

しかし、そんな小手先のことよりも大きなこと、文章術を超えて人の習性に関することが書かれてので、ここに紹介します。

 人は受け取った情報が足りないときは想像や予測で判断する

本書では事例として、数十年前のアメリカの量販店の紙オムツ売り場に、

 

「今しか見れない姿、残しませんか?」

 

というコピーを掲示して使い捨てカメラ置いたら、そのカメラがバカ売れしたという話を紹介しています。

紙おむつを買いに来た人たちに自分たちの子供のことを想像させて「そうだ撮らなきゃ!カメラ買わなきゃ!」という気持ちにさせたのですね。

というか、気づいてしまいました。。。この本のタイトル自体も”禁断”というワードに対して情報が不足しています。なので僕は、禁断=女の子の心を動かすこと、と勝手な想像をしてこの本を買ってしまったのですね。やられたよ!

人は5000円の得よりも、5000円の損のほうを重く感じる生き物

理由は特に書いてありませんでしたが、人間の心というのはそういうもので実験でも証明されているようです。

僕も株を少しやっているのですが、確かに同じ額でも含み益の嬉しさより、含み損の苦しさのほうがでかいです。

文章に生かす場合、「これをすると得するよ」と言うより「これをすると損しないよ」と言う方が人を動かすには効果的だということです。

数量限定よりも情報の限定に人は弱い

数量限定はよく使われていますね。「本日限り」とか「限定○○個」とか言ったやつです。これをさらに強化したものが情報限定です。ちょっとピンと来ないかもしれませんが、具体的には以下のような感じです。

プレセールにお知らせ。バーゲン開始72時間前から半額です。ただこの情報は、当店での購入回数が5回以上の特別なお客様のみにお知らせしております。一般のお客様には公開されておりませんので、ご内密に

特別なお買い得情報そのものが「あなただけ」といった感じで限定されているわけですね。情報を限定することで、相手の承認欲求を満たすことができ、人を動かせてしまうようです。

まとめ

以上、とりあえず頭に入れておきたい3つの習性を紹介してみました。

daigoさんは本書の中で

 

文章のたった一つの目的、それは「今すぐ人を行動させること」

 

ということを強調しています。

今回紹介した内容以外にもいろいろなテクニックの話がありましたが、まずは人の習性を念頭において文章を書くことで少しは人を動かせるような気がします。

 

人を操る禁断の文章術

人を操る禁断の文章術